No.008-3【A列車で行こう9車両テクスチャバリエーション】JNR/JR東 113系1500･2000番台近郊形電車 横須賀色/横須賀-総武線・房総仕様テクスチャセット Ver3.0 webガイド
このテクスチャセットは2021.10.2にcAL-cALが制作・公開した113系電車1000番台・1500番台・2000番台横須賀色房総ローカル仕様テクスチャセット(Ver2.01)の改良版です。なお、本テクスチャセットに113系1000番台仕様のテクスチャは含まれておりません。 <<テクスチャデータ>> 初公開日 2016.01.29 最新バージョン Ver3.0 最新バージョン公開日 2022.03.03  収録テクスチャ数 7 A列車で行こう9車両テクスチャファイルです。以下の仕様の車両テクスチャが含まれています。 モデル 仕様 共通仕様 日本国有鉄道・東日本旅客鉄道 113系(横須賀色)幕張区(車セ)仕様 モデル 仕様 model① 1500番台・原形(灰色Hゴム仕様)・ホロ無し 列車種別幕”横須賀-総武線”・グリーン車付 model② 1500番台・原形(灰色Hゴム仕様)･ホロ付き 列車種別幕”横須賀-総武線”・グリーン車付 model③ 1500番台・リニューアル車晩年仕様 列車種別幕”内房線仕様” model④ 1500番台･リニューアル車晩年仕様 列車種別幕”東金線(外房線)仕様” model⑤ 2000番台・晩年仕様(Hゴム黒色) 列車種別幕”総武本線仕様” model⑥ 2000番台・晩年仕様(Hゴム黒色) 列車種別幕”成田線(鹿島線)仕様” model⑦ 2000番台・列車種別幕”内房線仕様” さようなら113系ステッカー掲出車
<<対応データ>> a9codec版 (.ddsフォーマット) model①・②　113系2000番台(湘南色) model③～⑦　113系1000番台(横須賀異色)、115系(湘南色)、115系(横須賀色) 車体データと反射光ファイルデータは必ずセットで導入して下さい。詳しくは”導入について・・”項を参照ください。 <<モデル>> 昭和50年代後半から平成時代の中盤113系電車の終焉まで横須賀線、房総各線で運用された113系1500番台と房総ローカル転用後の晩年の2000番台をイメージしました。本テクスチャは収録モデル数が多いため、model毎の仕様については後述する”テクスチャモデルについて・・”の項を参照ください。 <<加工のポイントなど・・>>
	●実車のことなど・・・ 113系は昭和38(1963)年に登場以来、直流電化線区の都市近郊区間で活躍した電車です。首都圏では平成23(2011)年に房総地区からの引退で消滅しました。 <横須賀-総武快速線における113系1500番台> 横須賀線と総武快速線は昭和55(1980)年に直通運転を開始しました。その際、増えた編成所要数をカバーするために増備されたのが1500番台です。(翌昭和56年に開業した津田沼-千葉間の複々線化も視野に入れていた)当時横須賀-総武線を担当していた大船区・幕張区に分散しての配置となりましたが、この新車の扱いを巡り両区の対応は正反対のものでした。幕張区では新車のみの編成を組成し、運用したのですが、大船区ではすぐに既存車に混結し、新車統一編成はなくなりました。シートピッチ拡大車だった1500番台車は座席数が少ないことから乗車定員がわずかながら少なく、ラッシュ時における乗降時間の遅延を考えた上での判断だったと言われています。実際、当時の乗務員からは幕張区の1500番台統一編成はラッシュ時における遅延が目立ったという印象が強かったようです。横須賀線・総武快速線での運用は後継のE217系に譲り、平成11(1999)年に全車が房総ローカル用に振り向けられました。 <房総ローカルにおける113系1500番台・2000番台> 前述の通り、113系1500番台は房総ローカル用に転用されましたが、平成11・12(1999･2000)年に車齢の新しい車に対してリニューアル工事が施されました。(対象車は1500番台の他1000番台後期車も含まれた)このとき行われた補機類の更新・内装のリニューアルはそれまでの”更新工事”にはない大規模な内容のものであり、これらの更新車は113系終焉までの主力となりました。一方で、2000番台はE231系投入によって平成16(2004)年以降東海道本線東京口から転用された車で、車齢の若い車を選んでの転属でしたが、こちらはそのほとんどが未更新車であったことから、1000番台リニューアル車の駆逐までには至りませんでした。 ＊ A列車で行こう9で採用された113系横須賀色は、昭和49(1974)年から増備された1000番台・・・となっているのですが、後述する理由から該当する実車が存在しません。※1テクスチャ制作にあたり、これらを全てカバーするテクスチャを４種34テクスチャを制作しました。(0番台・1000番台の導入については別配布のテクスチャをダウンロードする必要があります。)それぞれ国鉄時代からJR化後晩年の姿に見立てることができます。※2 ※1 A9製品版113系1000番台は113系2000番台(湘南色)の色違いとして仕上げられていますが、実車では差異があります。些細な違いですが、イメージはかなり変わります。 ヘッドライト位置 タイフォン位置 客席窓 A列車で行こう9 製品版 (1000番台) 標準位置 標準位置 ユニット窓？ 実車 0番台 初期形 標準位置 標準位置 非ユニット窓 0番台 後期形 ユニット窓 1000番台 初期形 非ユニット窓 1000番台 後期形 低い位置  ユニット窓 1500番台 高い位置 高い位置 ユニット窓 2000番台 標準位置 標準位置 ユニット窓 ※2 房総地区でのローカル列車はJR化後、誤乗対策のため先頭車列車種別幕を線区別にカラー分け(ローカルルール)した行き先表示としていました。参考までに線区別のラインカラーを示しておきます。 カラー 内房線 青 外房線・東金線 赤 総武本線 黄 成田線・鹿島線 緑 注意： Wikipediaフリー百科事典によれば現在の房総各線のラインカラーは内房線が水色、外房線・東金線がそれぞれ色調の違う朱色、鹿島線が茶色となっていますが、列車の行先方向幕が幕式だった時代、先頭車列車種別表示器の幕の色は上記の様になっていました。(113系･211系)古い千葉駅のホーム表示では総武緩行線と総武本線のカラーは異なり、総武本線の色調の方は薄い色(レモン色)に区分けされていました。
●A列車で行こう9での活用のことなど・・・ 113系は昭和44(1969)年の内房線千倉電化以来、40年以上にわたり、房総各線で走り続けました。(当初は0番台と1000番台地上形のみでした。別ファイルをダウンロードすることで導入が可能です。)従って、末期の165系電車急行、後継として登場したE217系や209系2000・2100番台、255系特急形電車などはもちろん、101･103･201･205系、209系500番台、233系5000番台など房総地区を走っている(走った)多くの列車とのコラボレーションを演出することができます。 ●バージョンアップポイント <Ver1.0→2.0> ◎ 車体カラーの修正を行い、前面形状の見直しを行いました。また、扉・戸袋窓の形状修正、客席窓高さの見直しを行いました。 ◎ 列車番号表示器・行先表示・編成番号札を表現、屋根の汚れを表現しています。 <Ver1.0→2.01> ◎ ファイル添付のReadme記述の誤りを修正しました。(置き換え対象から415系を除外) <Ver2.0→3.0> ◎ 車体カラーの全面見直し(青15号)塗り分け線と客席窓高さ設定ミス修正、屋根ウェザリングの度合いの修正を行い、ヘッドライト・ワイパー・ジャンパー栓受けの表現を改めました。(新規作成) ◎ テクスチャを1500番台・2000番台に特化し、1000番台のテクスチャを別セットに分離しました。 ◎ 客席・運転室照度の調整を行い、窓枠が発光してしまう事象への対策を行いました。 ◎ 列車番号表示器・行き先方向幕・列車種別幕を各モデル毎に作り分けました。また、標記についても可能な限り追加しました。 ●加工のポイント・・・ A列車で行こう9製品版113系1000番台(横須賀色)テクスチャを刷新しテクスチャ書き替え効果の低い冷房装置、床下機器を除く車体テクスチャを全て見直しました。テクスチャーの差し替えという限られた中での加工ですので、妥協を余儀なくされた点があります。本テクスチャは実車とは違う点がありますので、ご了承下さい。以下できたこととできなかったことを列記します。 ◎ 塗装カラーは実車イメージを元にした塗色としました(RGBカラーモデルは不採用)・・・青15号／クリーム1号 ◎ 屋根の汚れを表現しました。 ◎ 雨樋上部の保護ゴムを表現しました。 ◎ 列車種別幕をそれぞれ表現しました。 ◎ 室内灯点灯時、サッシ・Hゴムが発光してしまう事象への対策を行いました。 ◎ 室内灯点灯時、運転席の照度を抑える仕上げとしました。 ▲ 実車イメージを元に車体窓割り、窓と扉形状、前面形状、塗り分け線など、可能な限り表現しましたが、側面行き先方向幕の位置から、全体的な車体構成が実車とは異なります。 ▲ 側面行き先方向幕を表現していますが、片側の文字が反転してしまいます。 ▲ 車体表記を可能な限り行いましたが、表現できた物も一部描画位置が実車とは異なっています。 × 屋根上の機器(通風器等)が冷房装置以外ありません。 × 先頭車の運転席反対側の窓の割り付け・形状が実車では非対称です。 × 妻屋根部のテクスチャが側面に回り込んでしまっています。 × テクスチャとヘッドライトの発光場所が微妙にずれています。 × 便所がありません。 × JRマークを表現することができません。 × J床下機器が間違っています。 ◎：よい点(自画自賛・・)　▲：一部対応できた点　×：断念・悪い点 ●テクスチャモデルについて・・・ 左：model②・貫通幌付き、右：model①・貫通幌無し model①・②　113系1500番台　横須賀-総武線/幕張区仕様 は昭和55(1980)年に実施された横須賀線・東海道線分離(SM分離)と同時に行われた横須賀線－総武快速線直通化時に増備された幕張電車区所属113系1500番台の姿をイメージしました。(～1999年頃までの姿) タイフォン・前照灯の位置が高い位置に設置されているのが特徴です。貫通幌付き・貫通幌無しの2種のテクスチャを用意しました。 設計の段階で踏切障害事故を考慮し、厚い鋼板を用いていたことから、平成4(1992)年の成田線踏切事故後も対策工事を施されることはありませんでした。 model①：横須賀-総武線/43運用・逗子行、model②：横須賀-総武線/61運用・逗子行 左からmodel③・④・⑤・⑥ model③～⑥　113系1500番台・2000番台　房総ローカル仕様 113系1500番台・2000番台最晩年の姿をモデルとしたテクスチャです。左側の2種(model③・④)が1500番台リニューアル車で、外観上列車番号表示器がLED化されているのが識別点です。(内房線・外房/東金線仕様)右側の2種は2000番台車で、前照灯位置が微妙に異なっています。国鉄時代、房総ローカル列車の113系は6両ないしは4両編成固定であったことから貫通幌を装備していませんでした。しかし、国鉄時代末期以降、8両・10両といった併結運用が組まれたため、貫通幌を装備する編成が多くなりましたので、本テクスチャでは貫通幌の表現を行っています。 model③：内房線-君津行/173M、model④：外房・東金線-成東行/639M、model➄：総武本線-千葉行/1350M、model⑥：成田線-成田行/1431M model⑦ model⑦　113系0番台後期形・2000番台　ありがとう113系ステッカー掲出車 房総ローカルにおける113系運用は平成23(2011)年8月31日をもって終了しました。model⑦はこの末期、「ありがとう113系」のステッカーを掲出して一般運用に就いていた幕張車両センターマリ116編成とマリ217編成(共に４両編成)の姿をイメージしたものです。 マリ116 クハ111 230 モハ113 2094 モハ112 2094 クハ111 2049 マリ217 クハ111 242 モハ113 1517 モハ112 1517 クハ111 551 model⑦：内房線-館山行/163M <<導入について>> ●　本テクスチャを導入しても、ゲーム内車両カスタム・購入ウインドウ(小窓)内での車両画像は置き換わりません。導入前のままとなりますのでご了承下さい。 ●　テクスチャは使用前にリネームを必要とします。リネームの際は大文字小文字の差異にご注意下さい。 ●　置き換え対象テクスチャは候補が複数あります。事情に合わせ、導入対象を選んで下さい。全てのモデルを同時導入することはできません。 a9codec版 (ddsフォーマット) ・ 下記対象テクスチャを置き換えます。任意のテクスチャをそれぞれ導入できます。反射光ファイルはそれぞれ違いがありますので置き換えの際はご注意下さい。 ・ 予めオリジナルテクスチャに対しバックアップの実行をお勧めします。 本作テクスチャ 車体テクスチャ名 反射光テクスチャ名    置き換え対象テクスチャ 車体テクスチャ名 反射光テクスチャ名 model① 1500番台・原形(灰色Hゴム仕様)・ホロ無し 列車種別幕”横須賀-総武線” d_EC113-15Ydd1.dds m_EC113-10dd_DFP.dds 113系 _d_113dd.dds _m_113dd.dds model② 1500番台・原形(灰色Hゴム仕様)･ホロ付き 列車種別幕”横須賀-総武線” d_EC113-15Ydd2.dds model⑪ 1500番台・リニューアル車晩年仕様 列車種別幕”内房線仕様” d_EC113-15Yng11.dds m_EC113_10nGp.dds 113系 _d_113.dds _m_113.dds model⑫ 1500番台・リニューアル車晩年仕様 列車種別幕”外房・東金線仕様” d_EC113-15Yng12.dds 115系 _d_115b.dds _m_115b.dds model⑬ 2000番台・晩年仕様(黒色Hゴム仕様) 列車種別幕”総武本線仕様” d_EC113-20Yng13.dds 115系 _d_115.dds _m_115.dds model⑭ 2000番台・晩年仕様(黒色Hゴム仕様) 列車種別幕”成田・鹿島線仕様” d_EC113-20Yng14.dds model⑮ 2000番台(0番台)・晩年仕様(黒色Hゴム) ありがとう113系ステッカー掲出車 d_EC113-20YngSP.dds ＜＜制作履歴＞＞ バージョン 公開日 更新内容 Ver1.0 2016.01.29 新規制作。ベース：113系1000番台電車横須賀色(A列車で行こう９製品版) Ver2.0 2021.09.10 テクスチャバージョンアップ Ver2.01 2021.10.02 Readme記述修正 Ver3.0 2022.03.03 テクスチャバージョンアップ・モデル追加。(1000番台モデルの分離) ＜＜参考資料・サイト＞＞ 鉄道図書刊行会刊：鉄道ピクトリアル No.393　1981年8月号　【特集】153系電車 鉄道図書刊行会刊：鉄道ピクトリアル No.476　1987年3月号　【特集】111・113系近郊形電車 鉄道図書刊行会刊：鉄道ピクトリアル No.579　1993年8月号　【特集】房総の鉄道 web：ウィキペディアフリー百科事典 113系電車 より web：2nd-train ～鉄道写真ニュースサイト～　様　https://2nd-train.net/ web： 「みや」のホームページ 様　http://bosoview.sakura.ne.jp/index2.htm blog：ひみつ86 様 https://himitsu86.blogspot.com 2009/12/12の記事より